話題

2010/05/08

近年、インメモリデータベースとかいうものが出てきて、話題になっているらしい。俺が今やっているシステムでも、このインメモリDBを使うとか、使わないとかいう検討をやっている。

いろいろな事情があり、Oracleの人が来て「性能要件が厳しいからTimesTenを使うといいです」というようなアピールをしていった。しかし、こういっては何だが、実を言うとそれほど大変な性能を求められるということでもないようだ。

更新するレコードは秒あたり数件ぐらいだし、参照だって1日に一度バッチ処理で参照する以外は、更新のために見るというだけである。

ネットの記事を見る限りでは、普通のOracleでも数万件/秒の更新ができると書いてる。話を100倍ぐらいに膨らませて書いてあるとみたって、数百件/秒はできるだろう。そう考えると、強いて目新しいものに手を出す必要はないような気がしてくる。

ぶっちゃけていえば何を使ったってできるはずである。それなのに、製品選定の比較検討で丸二ヶ月忙殺されていて、正直言って疲れた。他にもやらなければならないことは山ほどあるはずなのだが、なぜにDBだけでこれほど振り回されなければならないのだろうか。

組織とは不思議なもので、一度やり玉に挙げられると徹底的に叩かれるという性質がある。今回のDBがいい例だ。比較検討を行うのならOSやCPUだって検討しなければならないはずなのに、一度も何の議論も行われることもなくx86のLinuxだと決定してしまった。他のソフトにしても同様だ。それなのに、DBMSだけはいつまでも揉めている。

他にも例はある。俺が勤めている会社はベンダーである都合上、社内では常にいくつかのプロジェクトが平行して走っている。そして、その中で目立つ案件についてはエラい人に目をつけられて、いろいろと締め上げられるという悪しき慣例がある。

ではどういう条件で絞めるプロジェクトが決定されるのかというと、その判断基準は非常に曖昧である。ある程度は規模に比例するらしいのだが、必ずしもそうとは限らない。納期が厳しいとか、金がないとか、そういった基準でもないらしい。どうやら「話題に上った」プロジェクトが絞め殺される対象になるらしいのである。

ということは、世の中をうまく渡っていくためには、言葉を変えるのならプロジェクトを滞りなく進めて安定して利益を得るためには、とにかく目をつけられないこと、話題に上らせないことが重要であるといえる。誰にも何も気づかれないうちに全てを片付けてしまうこと。これに尽きる。そうすれば、全く報われることのない、無用な苦しみから逃れることが可能となるはずである。